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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」授業レポート "辛ラーメンのJAPANマーケティング"

社会学部の共通科目である「現代の社会2(フードブランド・ケーススタディ)」は、食品・製薬業界などの実務家をお招きし、現実のブランド戦略やマーケティング戦略についてお話しいただく授業です。

11月28日(木)は、株式会社農心ジャパン マーケティング部門 課長の三浦善隆氏と篠崎沙菜氏をお招きし「辛ラーメンのマーケティング」についてお話しいただきました。

辛いって楽しい!

辛ラーメンは「辛いって楽しい!」というコンセプトのもと、本格的な辛さと旨味で人気を博していますが、日本では知っていても食べたことのない潜在顧客が多いという課題がありました。
そこで、若年層をターゲットにしたSNSやアレンジレシピの共有を活用するプロモーション戦略や、原宿のポップアップストアで無料試食イベントを開催したり、辛ラーメンのアレンジ・レシピ・コンテストを通じて認知度と喫食率(食事を摂った人の割合)を高めていきました。
さらに、「辛ラーメンキムチ」のような辛さをマイルドにした商品の紹介や、社会貢献活動として行われている「レッドカップキャンペーン」に参加することで、日本市場での認知率と喫食率の向上に取り組んでいることが紹介されました。

学生たちからは以下のような感想が寄せられました。

<学生の声>

・韓国で有名になった商品を日本でも人気にするために、『ブームに左右されない日本独自のマーケティング戦略』で差別化を図り、マーケティングを実施していることにとても関心を持ちました。

・辛ラーメンの"辛さ"というアイデンティティを守り続けながら、市場を拡大していく姿勢に感銘を受けました。

・客観性に基づく細かな分析によって、売り上げ1位という地位を築き上げたのだなと感心しました。特に、韓国と日本の違いを生かしたアプローチの仕方が、異なるさまざまなプロモーションに繋がっていて感銘を受けました。

・消費者の「辛すぎる」という声や認知度の低さという課題に対して、データ分析や消費者行動の理解を基に「ショッパーマーケティング」を展開し、日本に合った戦略を立てた点が印象に残りました。

・韓国では、袋麺の方が人気が高いことに驚きました。また、自分や親が作るラーメンが一番美味しいという考えに基づき、自由にラーメンを作っていることを知り、文化の違いを理解することの重要性を感じました。