8月末から9月上旬にかけて、さいたま岩槻キャンパス基礎教育科目「スポーツ・健康A・3」のダイビング実習を、静岡県伊東市にあるマリンロードで実施しました。学生57名と履修者が多かったため、2泊3日の実習を3つのグループで実施しました。この授業では、Cカード(レクリエーション・スキューバダイビングに関して定められた知識と技術を、習得したことを証明するもの)の取得が目的です。事前に大学で学科の予習を行い、現地で実習に臨みます。
実習1日目は、午前中に学科講習、午後にはプール講習と筆記試験が行われました。プール講習では、ダイビングに必要なスキルを学びます。器材のセッティング・マスク脱着・エントリー方法など、一つひとつインストラクターがていねいに指導してくださいました。プール講習後は筆記試験を実施。予習の成果を発揮して無事、全員が合格。頭も体も使った盛りだくさんの1日となりました。
2日目以降は、いよいよ海洋実習です。プール講習で学んだスキルを、実際に海の中で行います。プールの時とは違った緊張感があり、学生たちもはじめは不安そうな表情でしたが、着実にスキルを身につけ、回数を重ねるごとに笑顔が増えていきました。何より、海の中の風景や色鮮やかな生き物を目の当たりにして、驚きや興奮を抑えきれない様子です。中には、海の中に住みたいと言い出す学生も。海の世界に魅力を感じ、ダイビングを楽しんでいました。
またダイビングだけでなく、イルカに触れ合いながら一緒に泳ぐことのできるドルフィンスイムにも参加。イルカのかわいさに癒やされ、心身ともにリフレッシュ。貴重な体験ができました。実習終盤にはBBQで打ち解け、インストラクターやスタッフの方々と交流もでき、夏のイベントを大満喫。非常に充実感のある3日間となりました。
全日程を終え、ダイバーとしての第一歩を踏み出すことができました。Cカードを取得することで、全世界の海に潜ることができるようになります。さまざまな海でダイビングを楽しめるすてきなきっかけができました。ぜひ、今後は生涯の趣味として、たくさんの海へ足を運び、海の世界の素晴らしさを感じてきてほしいと思っています。この授業を通して新たなことに挑み、成長し、夏の思い出をたくさん作った学生たちでした。
※「スポーツ・健康A・B」は通常時間割の授業か集中授業(登山、ダイビング、スキー)のいずれかを選択