2025年8月24日(日)、金恵景韓国大統領夫人が目白大学新宿キャンパスを訪問されました。
当日は『韓国語を学び、夢を開く』というテーマで、ご夫人と韓国語学科の学生20名(卒業生を含む)とのトークセッションを開催しました。
冒頭に、代表学生が韓国語で伝えた歓迎の辞を受けて、大統領夫人は「韓国語・韓国文化が好きな目白大学の学生たちと韓国語で直接話し合えることをとても楽しみにしていた」と挨拶されました。「今後の日韓関係は両国の若者同士で交流を拡大していくことが非常に大事なこと」だと強調され「皆さんが言語と文化を学ぶことによって、日本と韓国の若者同士で構築する共同体の主役として活動していくことを期待する」と、本学の韓国語教育に大きな期待を寄せていただきました。
トークセッション
トークセッションは韓国語のみでの進行とあって、参加学生はかなり緊張していましたが、司会の韓国語学科長・徐寅錫教授が大統領夫人を「今日は私たちの(身近な)先生として迎えたい」と提案することで和やかな雰囲気で始まりました。
最初に、韓国語に関心を持つようになったきっかけについて問われ、1年生3人がK-POP鑑賞やドラマ視聴がきっかけだったと答えると、ご夫人は気さくにユーモアを交えてコメントされ、話題は好きなドラマや俳優、そしてアイドルグループのメンバーや推し活にまで発展し会場は大いに盛り上がりました。
次に、2年生が留学体験として韓国特有の「情」文化を、3年生は留学中に協定大学の学生会活動に積極的に取り組んだことを発表し、ご夫人は熱心に耳を傾けられていました。
4年生2人はそれぞれ、D.D.留学 ※ 先の大学で航空観光学科の専門科目を受講しCA(客室乗務員)を目指していること、卒業研究の卒業制作として発音関連の専門書を翻訳していることについて紹介し、ご夫人からは、将来韓国語を活かすためにさらに学びを開拓していることや、韓国語やその発音をこれから学ぶ学習者のためにも専門書を翻訳する活動は大変素晴らしいことであると具体的なポイントを挙げて評価していただきました。また、現在は職場で韓国語を活かし、両国にとって大きな役目を担っている卒業生のことも激励してくださいました。

最後に、ご夫人は「両国の友好の懸け橋となる、未来の日韓関係を担う人材と直接話し合える場を設けていただいた尾﨑理事長と太原学長に心よりお礼を申し上げます」と謝意を述べられました。
懇談会の終了後、学生たちからサプライズがありました。学生代表が「여사님!」と呼びかけると全員で「사랑해요!」と挨拶し、書道で用意した大きなハングル文字で書かれた感謝のメッセージ「김혜경 여사님 사랑해요(金恵景 ご夫人 愛しています)」を掲げました。すると、ご夫人は大変喜ばれ、すぐに学生たちのもとへ駆け寄り一人ひとりと目を合わせながら言葉を交わされ、記念撮影と記念品贈呈をしていただき、参加学生全員との個人撮影にも応じてくださいました。
学生たちからサプライズ

温かく感動的で、笑いの絶えない時間はあっという間に過ぎました。ご夫人の再訪を心よりお待ち申し上げます。
【参考】
※D.D.留学|韓国語学科のデュアル・ディグリー制度とは