食品企業の実務家をお招きし、実務におけるマーケティングやブランド戦略をお話しいただく社会情報学科の「フードブランド戦略論」。
1月14日(木)の授業は、キユーピー株式会社 グループコミュニケーション室の前田祐基氏をお招きし「キユーピーの食の安全・安心に関する取組み」についてご講演いただきました。
今回は企業の広報活動を担うグループコミュニケーション室という立場から、お客さまの声をいかに集めて、いかに商品開発やコミュニケーション活動に生かしているか、というお話をしていただきました。お客さまからのお問い合わせ件数は年間約3万件弱。その内容は「問い合わせ」「ご指摘」の他に、「商品や商品に関連すること」への感想や要望があり、それが最も多いとのことでした。そしてその意見を社内で共有し、マヨネーズのキャップをより使いやすいもの、より安全なものにすべく改良を加えてきた経緯を詳しくご説明いただきました。
授業後、学生たちからは以下のような感想が寄せられました。
- 広報の方からのお話は初めてで、新たに知る内容が多かった。
- 消費者の声に応えていく姿勢が素晴らしいと思った。
- 商品開発において、お客さまの声をどのくらい重視しているのかが分かった。
- 現在のマヨネーズのキャップは、何度も試行錯誤が繰り返され、多くの工夫が施されていると分かった。
- 実はマヨネーズは売られている国で味を微妙に変えているというお話が印象に残った。