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校門前での集合写真
11月16日(土)、東京大学教育学部附属中等教育学校(以下、東附)の「第26回公開研究会」(以下、公開研)に、教職課程の「教育原理」・「教育学概論」を履修する1年生を中心に参加させていただきました。
「教育原理」・「教育学概論」は、講義を受けて対話活動やグループワークなどのアクティブラーニングを通して学生が互いに学びを深めています。大学の授業では、学校・子ども・社会などのさまざまな視点から、教育とはなにかを考えています。今回、東附の公開研への参加は、1年生から、大学で学んでいることを実際の学校現場でより実践的に考えてもらう機会として企画したものです。
今回参加した学生のほとんどがまだ学校見学に行ったことがなかったため、緊張していたましたが、授業が始まると熱心に授業を見て、生徒たちの学習活動の様子を観察していました。まだ高校の記憶が新しいからこそ生徒の目線に立って見ることができる一方で、教師の目線で改めて学校や授業を見てみると見え方が変わったようでした。
今後も、学校にうかがわせていただき、授業など学校教育活動を現場で実際に見て、学生が生きた学びができる場を設けていきます。
学生たちのふりかえりの一部
・今回公開研究会に参加して、自分の教育に関する考えや、授業の考え方がすべて変わりました。現職で教員をしている先生たちの意見をたくさん聞き、生徒のことを第一に考え、わかりやすい授業をするためにどんなことを考えてカリキュラムを作ったり、授業中に生徒を見ているのかを、実際に学ぶことができ素晴らしい経験を積むことができました。
・芸術の授業で、生徒が主体的に学んでいると感じた場面は、ある生徒が「油を入れたら2色入れられるのでは?」と発言し、先生に油をもらいにいっていたことです。そこから「俺も油使いたい!」や「どうやって使うの?」など、グループを越えた交流が生徒から行われていて、クラス全体で活動していると感じました。
・授業中の生徒たちの私語は、生徒にとっての発見であったりすることが多いと感じました。また、グループ活動になったときに私語が少ない子は、会話に参加していないのかと考えられるがそんなことはなく、話している生徒の話を聞いていたりしていたのでグループ活動に参加しているのだと今回知ることができました。
担当:社会学部地域社会学科 田邉尚樹